リハビリテーション
リハビリテーション
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理学療法とは
理学療法(以下:リハビリテーション)とは病気、けが、高齢、障害などにより身体機能が低下した状態の人に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動療法(徒手)や物理療法(電気治療)などを行う治療法です。
ここがポイント!!!当院のリハビリテーション
1.個別(マンツーマン)でのリハビリテーションが充実!
当院では、担当制のため安心してリハビリの継続が可能です。徒手でのリハビリは予約制のため院内でお待たせする事もありません。
2.痛みの原因を追究します!
整形外科を来院される患者様の多くは痛みを伴っています。その痛みの原因を見つけるために身体機能の評価(お身体の状態)を大切にしています。
3.チームワークが最強です!
病院でのリハビリって言葉を聞くと、少し堅苦しいイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?当院の理学療法士は、元気で明るく話しやすいスタッフが揃っています!
リハビリを受ける際には、病気の事だけでなく気軽に話してくださいね!
4.女性の理学療法士が活躍しています!
2名の女性スタッフが在籍しているため、10代の女性患者様や出産後の腰痛患者様もリハビリを提供させて頂いています。
ほんあつぎ北口整形外科のリハビリテーション
現在、6名(男性4名、女性2名)の理学療法士がリハビリテーションを行っております。私たちは、診断名ではなく患者様が悩んでいる症状や辛い気持ちに寄り添いリハビリを行っています。徒手療法では、関節や筋肉・筋膜に対しアプローチし身体機能を回復させることを目標とします。また、物理療法(電気治療)も導入しており低周波治療やスーパーライザー等を利用することで機能を回復させる治療を行っています。
リハビリテーションの対象となる症状
- 首が痛い
- 肩が痛い
- 腕が上がらない・回らない
- 腰が痛い
- 膝が痛い
- 運動機能の低下
- 手術後のリハビリテーション
- 腕が痛くて荷物が取れない、持てない
- 階段を使うのがしんどい
- 肩がズキズキ痛くて眠れない
- 朝起きると腰が痛くて起き上がれない
- 椅子から立ち上がる時に膝が痛む
- 長時間座っていると腰が痛む
- 長い時間歩くと足が痺れる、痛む
当院では患者様お一人おひとりに合わせた様々なリハビリが可能です。
上記のような気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。医師の指示のもと、理学療法士が介入し姿勢・動作を評価した上で患者様の症状に適した治療プログラムを立案し実施いたします。
リハビリテーションを受ける流れ
初回のリハビリでは、病状を把握するために問診等に時間をかけさせて頂きます。
二回目からは、リハビリに時間をかけてさせて頂きます。
・初回リハビリ(40分の場合)
1. 病状を把握するための問診
痛みや動きの制限となっている原因を見つけるために問診に時間をかけています。
日常生活での姿勢や仕事中の姿勢などからも、原因を追究していきます。
2.痛みの原因を徹底的に追及します
痛みの原因を特定するために関節や筋肉の状態(身体機能の評価)を見ていきます。
3.リハビリ(治療)の開始です
上記の問診や関節・筋肉の状態を把握した上で治療ターゲットを絞り込み、リハビリを提供させて頂きます。筋膜アプローチや関節機能障害の改善を行います。
※二回目以降のリハビリ提供時間や頻度はお身体の状態に合わせて担当の理学療法士が提案させて頂きます。また、身体機能の評価と治療を繰り返す事で症状の改善を目指します。
当院の具体的なリハビリテーションの例
腰痛に対するリハビリテーション
実は、腰痛の85%は様々な検査(レントゲン)を行っても原因が特定できないとされています。しかし、私たちは問診と正確な評価で痛みの原因を探ります。
椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症と診断されたことがある方も一度ご相談ください。
実は、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症では腰痛が出現することは少ないのです。
そのため、腰痛の評価はとても大事だということがわかっていただけると思います。
①問診
・痛みが出現する時間帯を把握
起床時に痛みが強いが動くと楽になる➔筋・筋膜の障害を疑います。
起床時よりも動くと痛みが増す➔関節の障害も疑います。
・痛みの程度・部位の確認から原因を探る
広範囲に痛い➔筋・筋膜性疼痛を疑います。
背骨の横が局所に痛い➔椎間関節の機能障害を疑います。
仙骨付近が痛い➔仙腸関節の機能障害を疑います。
※腰痛に加えて臀部や足に痛み・痺れの症状を訴える患者様も少なくありません。
②身体を動かし痛みの確認を行います(評価)
立っている状態から身体の前屈と後ろへ反る動作を行います。
③痛みが除去できるかの確認を行います。
ここまでに掛かる僅か数分で痛みの原因を探り、実際に痛みが取れるかのテストを行います。テストにて痛みが取れる=痛みの原因と断定
④リハビリを実施します
リハビリテーションを実施し再度、痛みのあった動作を行い痛みが軽減・消失すれば目的に合わせたプログラムを立案させて頂きます。患者様が自宅で行える簡単なリハビリや姿勢の指導まで行います。
・変形性膝関節症に対するリハビリテーション
変形性膝関節症は女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。
主症状は、膝の痛みと水がたまることです。多くの方は軟骨が減るから痛いと思っているのではないでしょうか。しかし、軟骨には神経はありません。実は、痛みを出している原因の多くが膝周りの筋肉や脂肪体といわれる組織であると考えられています。そのため、リハビリを行うことで痛みが取れる事が多いのも事実です。
①問診
・痛い場所を把握
痛みが膝のお皿より少し下にある場合➔膝蓋下脂肪体が痛みの原因と疑います。
膝の内側が痛い(広範囲)➔筋肉性や神経が痛みの原因と疑います。
②各種テストにて痛みの原因を探る
歩くと痛みが出ると訴える患者様が非常に多いです。
歩く姿勢によって膝に捻じれのストレスが掛かっているか等を細かく見させていただきます。歩行観察のプロフェッショナルである理学療法士にお任せください。
④リハビリを実施します
リハビリテーションを実施し再度、痛みのあった動作を行い痛みが軽減すれば目的に合わせたプログラムを立案させていただきます。
また、変形性膝関節症の患者様は自主トレーニングが効果的であるため患者様に最適な自主トレーニングを提供させていただきます。
症例①
70歳代女性。趣味で散歩をよくされていたのですが、数ヶ月前から歩く距離が延びると膝のお皿の下に痛みが強くなり散歩が出来なくなったとのことで来院されました。
来院された当日からリハビリが始まり膝のお皿の下(膝蓋下脂肪体)に硬さがありました。リハビリでは、脂肪体をほぐす事で痛みがなくなり以前同様、散歩をされているとのことです。
症例②
60歳代女性。数日前から椅子から立ち上がる時に膝の裏に痛みが出てくるとのことで来院されました。リハビリでは膝裏の筋肉(膝窩筋)をほぐす事で痛みがなくなりました。
・五十肩に対するリハビリテーション
五十肩(肩関節周囲炎)は中年以降、特に50歳代に多くみられます。関節を構成する組織が原因で肩関節の周囲に炎症が起きることが主な原因と考えられています。
腕が上がらなくて困る、痛くて腕が動かせない等の症状の方は一度ご相談ください。
①問診
どこが痛いのか、どのような動作で痛いかを把握します。
・指先で痛い場所を示した場合➔指で示した部位の組織が痛みの原因であることが多い
・広範囲に痛い➔筋肉・筋膜の関連痛等が考えられる
②炎症反応・夜間痛の有無を確認
炎症(熱感や腫れ)がある場合には、急性期であり動作の指導や寝る際の姿勢等を指導させていただきます。炎症がなく関節・筋肉や筋膜が硬くなっている患者様には、詳しく評価を行います。
③痛みの場所や各種テストにて原因を探る
実際に痛みが各種テストを行い痛みの原因探ります。
テストにて痛みが出現=痛みの原因と断定
④リハビリを実施します
リハビリテーションを実施し再度、痛みのあった動作を行い痛みが軽減すれば目的に合わせたプログラムを立案させていただきます。
院内研修会や外部セミナーへの参加
当院では、患者様の情報を共有し的確な治療が行えるよう医師と理学療法士にてカンファレンスや勉強会を毎週行っています。
また、外部への研修会にも参加するなど積極的に新たな知識と技術を取り入れています。
受講した外部セミナー(2023年4月以降)
- 筋・筋膜滑走アプローチ~評価と実技~
- 体幹・骨盤の評価と運動療法(実技)
- 体幹・下肢機能障害に対する筋・筋膜アプローチ
- 肩関節機能障害に対する評価と治療~骨関節編~
- 肩関節痛を改善するための肩甲骨胸郭関節のアプローチ
- 筋・筋膜性腰痛に対する評価と運動療法
- 頸部・腰部由来のしびれに対する評価と治療
- 1単位で診れる!!筋・筋膜性腰痛を末梢神経から紐解く
最後に
当院のリハビリテーション室について分かって頂けましたでしょうか。
当院のリハビリでは、問診からの情報を何よりも大切にしています。些細な事でも構いませんので担当の理学療法士に相談してみてください。そして当院の理学療法士は元気で明るく話しやすいスタッフが揃っていますので、リラックスして施術を受けてくださいね。
先述しましたがチームワークはどこのクリニックよりも勝っていると感じています。
これからも、学びを深め一人でも多くの患者様を笑顔にしていきたいと思います。
リハビリテーション室長 丹下 理平