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    ほんあつぎ北口整形外科

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    ほんあつぎ北口整形外科

    院長の山口と申します。2024年11月をもちまして、当院は開院から14年を迎え、15年目に入りました。この間、東日本大震災や新型コロナウイルスによるパンデミックといった困難な時期もありましたが、皆さまのおかげでここまで歩んでくることができました。

    これもひとえに、日頃から元気をくださる患者さま、的確に業務に取り組む職員たち、そして体や心の面で支えてくれる家族のおかげです。この場をお借りして、心より感謝致します。

    今回、当院のホームページをリニューアルすることになりました。その思いをここでお伝えいたします。大きく分けて2つの目的があります。

    1. 痛みにどう向き合えばよいかをお伝えいたします。

    痛みと向き合う際の考え方や、患者さまご自身で意識していただきたいことについて、これまでの医師人生で得た知識や経験を基にお伝えします。

    2. 当院の特色についてご説明いたします。

    上記を踏まえたうえで、当院の診療方針や治療の特色について具体的にお伝えします。
    ※特色のみご覧になりたい方は、以下をクリックしてください。

    これから記載する内容は、私が医師としての経験を通じて深く考え、重要だと感じたことをまとめたものです。診療哲学のようなものですが、当院をご利用予定のない方にも、今後の生活や健康に役立つ考え方が含まれていると思います。ぜひ、最後まで目を通していただければ幸いです。

    痛みはなぜ存在するのでしょうか?

    痛みは、私たちの体が危険を知らせるための重要なサインです。

    例えば、心筋梗塞(心臓発作)を起こした際に胸の痛みを感じなければ、そのまま命を失うリスクがあります。

    このように、命に関わる病気や将来的に体の機能に重大な影響を与える可能性がある場合、体は痛みを通じて「危険信号」を送ります。医療の専門用語では、こうした兆候を「Red Flag Sign(赤旗徴候)」と呼びます。

    整形外科では、以下のような場合にRed Flag Signを意識します

    • 感染(骨や関節の感染症)
    • 腫瘍(骨や神経の腫瘍)
    • 血管障害(動脈や静脈の閉塞)
    • 神経障害(神経麻痺など)
    • 骨折(特に外傷を伴わない病的骨折)

    これらが疑われる場合、早急な対応が必要です。

    では、すべての痛みが危険信号なのでしょうか?

    答えは「no」です。痛みにはさまざまな原因があり、そのすべてが命に関わるものではありません。

    痛みを理解するためには、まず「痛み」の定義を知ることが大切です。

    次に痛みの定義を記します

    国際疼痛学会では、痛みを以下のように定義しています

    「実際の組織損傷、または組織損傷が起こりうる状態に付随する、あるいはそれに似た感覚的かつ情動的な不快な体験」

    この定義から、特に注目すべきポイントは2つです

    ①「それに似た」という部分

    実際に体をぶつけたり、ひねったりといった外傷がなくても、痛みは存在することがあります。

    例えば、足が痛む場合を考えてみましょう:

    足をぶつけて痛むこれは明らかな原因が存在する痛みです。

    足をぶつけていないのに痛むこの場合は、何か別の原因がある可能性を疑います。

    感染(皮膚や組織にばい菌が入った)

    痛風やリウマチ(全身的な疾患)

    骨腫瘍(腫瘍による骨折)

    血管障害(動脈や静脈の詰まり)

    これらの場合、レントゲンやMRI、血液検査を通じて診断を進めます。

    「体験」という部分(こちらは特に知っていただきたいです)

    痛みは、過去の経験や心理的な状態に大きく影響されます。何故なら、痛みの信号は、末梢から脊髄を通じて視床へ伝達される際に、同時に扁桃体や前帯状皮質、島皮質などの情動を司る部位にも送られ、これによって痛みの物理的な側面(場所や強さ)だけでなく、「苦痛」や「不快感」といった情動的な体験が形成されるからです。

    特に慢性的な痛み(慢性疼痛)は、単なる体の損傷だけでなく、精神的な要因や自律神経の乱れが関係しています。

    痛みの悪循環について

    痛みが慢性化すると、次のような悪循環に陥ることがあります:

    a 痛みへの恐怖

    「痛みがある=悪化しているのでは?」と不安になり、体を動かさなくなる。

    これにより筋肉が硬直し、さらに痛みを感じやすくなる。

    b 自律神経の乱れ

    痛みが続くと、交感神経(ストレス時に働く神経)が過剰に活性化し、血流が悪くなる。

    血流の悪化は筋肉のこりや痛みを引き起こし、症状をさらに悪化させる。

    c 思い込みや誤解

    病名や過去の医療体験から「自分は治らない」と思い込むことで、心理的ストレスが増す。

    具体例:腰椎椎間板ヘルニア

    腰痛患者さんの中には、「椎間板ヘルニアがある=痛みが治らない」と強く思い込んでしまう方が多くいらっしゃいます。しかし、必ずしもヘルニアが痛みの原因とは限りません。

    ポリモーダル受容器(痛みを感知する器官)が過敏になったり、自律神経のバランスが乱れたりすることで、痛みが続くこともあります。

    痛みと上手に向き合うために

    痛みを「危険信号」として捉えることは大切ですが、過度に恐れる必要はありません。

    症状の本質を理解し、不安を和らげる。

    適切な診断と治療を受け、必要以上に思い詰めないことが大切です。

    痛みについて不安や疑問があれば、ぜひお気軽にご相談ください。一緒に原因を探り、適切な治療を進めていきしょう。

    当院の診療における特色を以下にご紹介いたします。

    ① レッドフラッグサインを考慮した診察

    当院では、整形外科疾患だけでなく、レッドフラッグサイン(重大疾患の兆候)がないかを念頭に置いた診察を行っています。患者さまは「病名」という背番号をつけているわけではありません。すべての症状をフラットな視点で捉え、必要に応じて幅広い可能性を考慮します。

    私自身、整形外科医になる前に2年間外科医として勤務していた経験があり、専門分野だけにとらわれない診療を心がけています。

    レッドフラッグサインが認められた場合、当院で治療可能なものは対応しますが、緊急性がある場合や内科的な問題が疑われる場合には、適切な医療機関へ紹介します。以下は過去に当院で診察した具体的なケースです。

    • ケース1
    腰痛を訴えて来院。常時痛みが続いていたため尿管結石を疑い、他院に紹介。後日、尿管結石と診断された。
    • ケース2
    右胸部痛を訴えて来院。レントゲンで肺尖部の陰影が消失しており、気胸を疑い他院に紹介。後日、手術となった。
    • ケース3
    両足関節部の腫れと痛みを訴えた患者さま。他院ではレントゲンで異常がないと診断されたが、当院で超音波検査を実施したところ関節水腫が確認され、採血検査の結果、リウマチと診断。
    • ケース4
    右ふくらはぎの痛みと強い浮腫を訴えて来院。深部静脈血栓症を疑い心臓血管外科に紹介。後日、そのまま入院となった。
    • ケース5
    重いものを持ち上げた際に腰痛が発症。患者さまは第5腰椎付近の痛みを訴えていたが、胸椎に骨折がある可能性を考えレントゲンを撮影。第11胸椎圧迫骨折と診断した。
    • ケース6
    小指を軽く捻ったとのことで来院。レントゲンで基節骨内に軟骨腫疑いの病的骨折を確認し、大学病院へ紹介。後日、手術を受けた。

    ② 保存治療を徹底します

    当院では安易に手術治療を勧めることはせず、保存的治療を徹底的に行います。豊富な治療法の中から、患者さま一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療プランをご提案いたします。

    ③ 超音波検査(エコー)の積極的な活用

    当院では診察に超音波検査を積極的に取り入れています。以下に具体例を挙げます。
    • 足首の捻挫
    外くるぶしが腫れている場合、前距腓靱帯の損傷が疑われますが、靱帯付着部の剥離骨折の可能性も考慮します。特に成長期のお子さまでは成長軟骨(骨端線)の損傷がレントゲンに写らないことが多いため、エコー検査が有効です。
    • 関節内の水腫
    膝の関節液貯留が少量の場合や、足関節・肘関節のわずかな水腫は、触診だけでは判別が難しい場合がありますが、エコーで一目瞭然です。
    • 肋骨骨折
    肋骨骨折では骨折線が不明瞭なことがありますが、診察で骨折を疑う場合、エコーで骨の段差や血腫を確認することで診断が可能です。

    ④ 注射治療の積極的な提案

    注射治療も当院の特色の一つです。詳細は「注射治療」の項目をご覧ください。

    ⑤ リハビリテーション治療の充実

    当院では理学療法士が6名在籍しており、向上心を持った頼もしいメンバーがリハビリテーションを担当しています。整形外科の保存治療(手術をしない治療)の中で、リハビリは最も重要視される分野の一つです。

    整形外科で「レントゲンを撮られ、加齢が原因と言われただけで、湿布と薬を渡されて我慢している」という方はぜひ当院のリハビリをご検討ください。詳細は以下のリンクをご覧ください。

    以上のように、当院では患者さまに最適な医療を提供するため、診察・治療・リハビリにおいて幅広い対応を行っています。

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    診療時間|午前 09:00~12:00 午後 15:00~18:30

    診療科目|整形外科

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